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2012年9月14日掲載 |
「パキスタンはGoogleにとって次の大きな市場である」(“Pakistan is Google’s next big market in the region”)とGoogleの新興国市場開拓東南アジア担当Jana Levene氏が2012年9月10日、パキスタンのカラチで開催されたITイベントにおいて、Googleにとってパキスタンが重要な市場であることを述べた。 パキスタンでのGoogleパキスタンのGoogleでは1日に800万以上の検索が行われており、そのうち約25%(200万)はモバイルからだそうだ。 パキスタンでのアクセスランキング1位はFacebook(パキスタンで約900万人が利用)、2位がYouTubeでGoogleは3位である。パキスタンのインターネット利用者の90%以上がGoogleを利用しているとのことだ。 パキスタンにおけるGoogleの存在感はそれだけではない。2010年の大洪水の際に政府はGoogleマップとGoogle Earthを活用して被災地の確認やトレースを行って80万人以上の被害者の居所を確認することができた。 (図1)2011年8月のパキスタン独立記念日には、
Googleトップページのデザインはパキスタン独立を祝福していた。 ![]() パキスタンのインターネット概略今回、Googleがパキスタンを注目した理由に市場規模を挙げていた。パキスタンは人口が約1億7,400万と世界で6番目に多い。インターネット人口は約2,900万(Internet World Stats 2012)で、人口普及率ではまだ17%である。ブロードバンド加入数は210万で世帯普及率では約9%程度である。 (表1)人口が多い国のインターネット人口、ブロードバンド加入数、
携帯電話加入者数および普及率 ![]() (国際連合、ITU、Internet World Statsの公開資料を元に筆者作成) 平均年齢22歳 パキスタンGoogleのLevene氏はスピーチで「パキスタンはビジネスをするのも安全な場所で、経済的に成長していて魅力ある市場であることを世界に伝えていこう」("Tell the world Pakistan is economically viable. It's a safe place to do business.")と述べている。 (図2)パキスタンの人口ピラミッド
![]() (出所:アメリカ統計局 国際データベース) 【参考動画】 *本情報は2012年9月12日時点のものである。 |
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