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世界の移動・パーソナル通信T&S

2007年5月号(通巻218号)

トレンドレポート

■Orange前CEOサンジブ・アフジャ氏、携帯電話事業者のコンテンツパイプ化を懸念

2006年度に開催された移動体通信関連展示会では、コンテンツ事業者の参加が非常に多くなってきた。移動体通信関連展示会の中でも最大規模の「3GSM World Congress」では、「Mobile Entertainment Summit」と題した特設会場が設けられ、さらに、米国最大の移動体通信関連展示会の「CTIA Wireless 2007」では、Google社が移動体通信関連展示会では初となる展示を行った。最新の携帯電話端末およびサービスを発表する場である展示会においてのコンテンツ事業者の存在感が高まっているが、これはコンテンツ・サービスが移動体通信分野において重要となったことを示唆しているといえる。
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■成長続く世界の携帯電話端末市場

4月20日に米国の調査会社IDCは、2007年第1四半期における世界の携帯電話機の出荷状況を発表した。それによれば、メーカーの出荷台数は2億5,640万台で前年同期比10.0%の増加となった。しかし、新記録となった前四半期(2006年10〜12月:クリスマス・セールという季節要因がある)よりは13.8%減少した。新興国市場における需要が急増する中、ロー・エンド端末の比率が高まり、ASP(1端末当り平均販売価格)の低下傾向は当面続く見通しである。このような状況の中で、首位のノキア(フィンランド)、3位のサムソン電子(韓)、4位のソニー・エリクソン(英)がシェアを拡大する一方で、2位のモトローラ(米)と5位のLG電子(韓)はシェアを落とした。
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