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2011年5月26日掲載 |
インドにおける携帯電話のSMSを活用した輸血情報提供とインドの輸血事情について紹介したい。 2011年1月12日、インドの通信事業者Tata DOCOMOは緊急時の輸血サービス登録サービス「Bloodline Club」を開始した。同サービスは、Tata DOCOMOのユーザがSMSで血液情報を登録し、緊急時にはSMSを送信することによって輸血情報がもらえるというサービスである。登録されたメンバーには、登録した血液が必要な時には、アラートが送信される。血液が必要な時には未登録ユーザでもSMSを送信することによって情報受信が可能だ。 インドでは同様のサービスを提供している通信事業者として他にも以下の通りある。
それぞれ、通信事業者だけの取り組みではなく、血液バンクと提携している。 インドでの輸血事情についてみていきたい。 インドでは、Blood Donors Clubという団体やインド赤十字社によって積極的な輸血登録者を募っている。またインド政府保健福祉省のNACOがBBC放送と提携してインドでテレビ広告による輸血活動の促進も行っている。(下記動画参照) 今後インドの通信事業者でもこのようなシンプルかつユーザにとって有益で社会性の高いサービスが出てくることが期待される。 【参考動画:インドでの輸血促進のテレビ広告】 |
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