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2011年6月8日掲載 |
2011年4月29日に行われたイギリスのロイヤル・ウェディングでのT-Mobileの広告およびイギリスの経済効果について概観してみたい。 【動画:アルカテルから販売されたロイヤル・ウェディング携帯電話(2011年)】 【動画:ロイヤル・ウェディング携帯電話について報道するドイツのテレビ(2011年)】 続いて、イギリス通信事業者T-Mobileのロイヤル・ウェディングでのテレビ広告について見てみたい。同社では以前から「Life's for Sharing」をコンセプトとして、多くの人たちがダンスする宣伝広告を実施していた。今回はロイヤル・ウェディングバージョンで、ウィリアム王子やケイト嬢、王室に扮する人たちが、ダンスしてくる宣伝広告を作成した。「East17」という1990年代前半に流行したグループの音楽が、今回T-Mobileの広告に起用され、Youtubeにおいて2011年4月21日時点で120万回再生されたとの報道があった。(2011年6月6日時点で、同動画は約222万回再生されている) 【動画:T-Mobileのウェディング広告(2011年)】 【動画:T-Mobileのウェディング広告のメイキングビデオ紹介(2011年)】 【動画:T-MobileのLife's for Sharingのダンス広告の1つ(2011年)】 最後に、ロイヤル・ウェディングの経済効果についてみてみたい。 一方で、調査会社IHS Global Insightはロイヤル・ウェディングでそれほど経済的効果はないのではないかと推測していた。むしろ、祝日が1日増えたことによる経済への打撃を懸念していた。投資会社のエコノミストPhilip Shaw氏も、祝日が1日増えることで労働者が働かないことになり、ロイヤル・ウェディングがイギリス経済にとってマイナスになると、CNNは伝えていた。 キャメロン首相はロンドンオリンピック跡地を「ロンドンのシリコンバレー」にすると発表している。今、イギリスはICTの分野においてもホットである。引き続き注目していきたい。 なお本稿は、T&S2011年4月号での小職執筆の記事「イギリス:ロイヤル・ウェディング記念携帯電話」を元に、T-Mobileの広告活動およびイギリスの経済効果について書き直したものである。 本情報は2011年6月6日時点のものである。 |
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