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2012年4月24日掲載 |
2012年4月12日、世界の34ヶ国64通信事業者でLTEの商用導入が開始されているとGSA(Global mobile Suppliers Association)が発表した。 世界で加速するLTE対応端末2012年4月現在、世界ではLTEに対応した端末が63のメーカーから347機種が出荷されており、76%は2011年10月以降に販売されている(GSA 2012.4)。世界のLTE対応携帯電話の出荷数は、2011年の680万台から2012年は6,700万台に達する見込みとの調査結果もある(STRATEGY ANALYTICS 2012.3)。 (表1)世界で出荷されているLTE対応端末の内訳
出典:GSA発表資料を元に筆者作成 また対応帯域別に見ると以下の通りである。 (表2)LTE対応端末帯域別機種数
世界のLTE利用者の85%はベライゾンとNTTドコモ日本においても「LTE」という用語は、NTTドコモの「Xi」や、イー・モバイルのLTEの広告などで一般的になってきた。2012年3月末にはNTTドコモの「Xi」の加入者が200万を超えたと発表があった。 世界に目を転じてみると、LTE利用者数の世界でのシェアは、1位が米国ベライゾン63%、2位NTTドコモ23%、3位米国AT&T 7%となっている(Signals and Systems Telecom 2012)。2009年末から世界ではLTE導入が開始されたが、利用者のシェアで見ると米国ベライゾンとNTTドコモの2社で世界全体の85%と凌駕している。 ベライゾンは2012年第1四半期にLTE対応スマートフォンを210万台販売していると報じられており、同期決算時にはデータ通信収入も21.1%の伸びを示し増収増益を達成している。 LTEに対応した端末も世界で多く出揃い始めた。今後も世界各国でのLTEが更に進化し、ベライゾン、NTTドコモに続く通信事業者が登場することに期待したい。 (表3)商用LTE開始国(2012年4月12日現在)
(GSA発表資料を元に筆者作成) *本情報は2012年4月20日現在のものである。 (参考) |
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