
主任研究員
シンクタンクはビジネスとアカデミアが入り混じる汽水域であると同時に、両者を橋渡しする使命があると考えております。そのために尽力するとともに、シンクタンクならでは問題意識を社会に還元したいと考えています。
また、ともすれば文献調査に留まりがちな研究領域ですが、インタビューなど「生の声」を聞くことも心掛けています。
前職は裁判所書記官、現在は弁理士登録をしていることから、知的財産法(特に、著作権法、不正競争防止法)や国内外の裁判手続のIT化、AI利活用の動向についても関心があります。
専門分野
- 知的財産法
- 情報社会における法と倫理
- データ保護法
注力テーマ
# 個人情報保護と法制度
# データの保護と利活用
# 知的財産と法制度
# 先端技術と法制度
# ICTx公共・行政
# 法規制調査
経歴
2014年3月 | 筑波大学大学院ビジネス科学研究科博士前期課程企業法学専攻修了 |
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2018年3月 | 東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻修士課程修了 |
2019年4月 | 株式会社情報通信総合研究所 入社 |
2021年4月 | 弁理士法27条の3による特定侵害訴訟代理付記登録 |
2022年3月 | 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科政策・メディア専攻後期博士課程修了 |
所属学会
- 著作権法学会
- 情報ネットワーク法学会
- 情報処理学会
- 日本知財学会
- デジタルアーカイブ学会
保有資格
- 博士(学術)
- 修士(法学)
- 修士(社会情報学)
- 弁理士(特定侵害訴訟代理付記登録)
- 一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務)
- 行政書士
- 海事代理士
- 社会福祉士
委員・役職等
- 公益財団法人 情報通信学会 編集委員(2021年9月~現在)
- 情報ネットワーク法学会 理事(2020年11月~現在)
- 一般財団法人 知的財産研究教育財団 知的財産教育協会 知的財産管理技能士会 研究会幹事(2021年1月~現在)
受賞歴
- 著作権情報センター 第10回著作権・著作隣接権懸賞論文佳作受賞
- 日本セキュリティ・マネジメント学会 第2回辻井重男セキュリティ論文賞特別賞受賞
- 電子情報通信学会 電子情報通信学会100周年記念懸賞論文優秀賞受賞
- みずほ学術振興財団 第59回懸賞論文(法律の部、研究者等) 佳作受賞
- みずほ学術振興財団 第61回懸賞論文(法律の部、社会人) 3等受賞
実績
- データ保護に関する法制度の調査研究
- 情報セキュリティに関する法制度の調査研究
- ITサービスの消費者保護に関する調査研究
- プラットフォームサービスを巡る法制度動向調査
- データポリシーを巡る動向調査
- AI倫理を巡る動向調査
- パーソナルデータの保護と利活用に関する調査研究
論文発表
民法改正後における職務発明の相当利益請求権の消滅時効に関する一考察
知財管理 VOL.72 NO.2(NO.854)P.153
http://www.jipa.or.jp/kikansi/chizaikanri/mokuji/mokuji2202.html不正競争防止法における「技術上の情報」及び弁理士法における「技術上のデータ」の意義に関する一考察
情報処理学会論文誌Vol.62, No.4(2021)pp.1162-1171
http://doi.org/10.20729/00210573デジタル遺品の法的問題:SNSアカウントのアクセス権の相続性を中心に
情報ネットワーク・ローレビュー 19巻(2020)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/inlaw/19/0/19_190011/_article/-char/ja/Self-Sovereign Identity and Blockchain-Based Content Management
HCC 2020: Human-Centric Computing in a Data-Driven Society PP.130-140,
First Online: 10 November 2020, Published by Springer Nature
https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-030-62803-1_11
パブリシティ
メディア掲載
調査レポート
InfoCom ニューズレター

デジタルアーカイブを中心とする肖像権の権利処理の円滑化に向けた取組み ~「肖像権ガイドライン」にみる我が国の最近の自主規制、共同規制の動向
1.興隆するデジタルアーカイブコロナ禍において、世界的に外出制限がされ、博物館・美術館が世界的に閉館している最中、世界最大の文化遺産のためのデジタルプラットフォームEuropeana1の年間レポートによると、2019年の同時期と比較して2020年のトラフィック…

報道から見る欧州AI規則案の日本での受容と影響
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1.はじめに本誌編集長から、執筆の打診があったので、この記事を執筆している。当初は、スライドでの資料作りが業務のメインとなっている昨今、これを文章化する重要性は理解しつつも、諸々の締切と戦う中で、執筆は難しいと思い、「今回は、執筆見送りをご海容いただければ」と…
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