InfoCom ICT経済報告(No.68) | 情報通信総合研究所:ICR
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InfoCom ICT経済報告(No.68)

2021年03月15日更新
株式会社情報通信総合研究所

InfoCom ICT経済報告(No.68)
No.68(2021年2月25日)

「InfoCom ICT経済報告」No.68を公開しました。

 

2020年10-12月期のICT経済概況は、以下をご覧ください。
全文は無料でダウンロードしていただけます。

 

情報通信総合研究所では、ICT産業が国内マクロ経済および諸産業に与える影響を把握するために「ICT関連経済指標」を作成し、これを用いた分析成果「InfoCom ICT経済報告」を公表しています。

InfoCom ICT経済報告について詳しくはこちら

 

2020 年10-12月期のICT経済概況(前年同期比)

2020年10-12月期のICT経済は前年同期比マイナス0.2%とプラス成長にならなかった。ICT財が同2.1%増と8期ぶりに増加に転じたものの、ICTサービスが同マイナス1.0%と3期連続で減少となった。

需要サイドについては、ICT消費はスマートフォンやテレビ等が増加に転じ、同7.7%増と増加幅を拡大した。ICT設備投資(民需)は通信機への受注が好調で3期ぶりに増加に転じた(同3.1%増)。ICT輸出は電池の増加幅が拡大し9期ぶりに増加に転じ、回復傾向にある。ICT輸入は通信機の増加等により再度増加に転じた。

今期サービス面を除きプラス成長に戻ったICT経済だが、1-3月期はどうなるであろうか。緊急事態宣言が再発出され、経済活動は再度低迷し、ICT関連分野において巣ごもり消費などの下支えの動きはあるものの、設備投資、輸出入については今期の回復が継続するかは不透明である。内外の感染継続による下振れリスクと、ワクチン接種の本格化、ニューノーマル定着に向けたデジタル化の推進による回復に向けた動きなど、ICT経済は当面予断を許さない状態が続くと考えられる。

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