InfoCom ICT経済報告(No.74) | 情報通信総合研究所:ICR
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InfoCom ICT経済報告(No.74)

2022年10月04日更新
株式会社情報通信総合研究所

No.74(2022年9月9日)
No.74(2022年9月9日)

「InfoCom ICT経済報告」No.74を公開しました。

2022年4-6期のICT経済概況は、以下をご覧ください。
全文は無料でダウンロードしていただけます。

情報通信総合研究所では、ICT産業が国内マクロ経済および諸産業に与える影響を把握するために「ICT関連経済指標」を作成し、これを用いた分析成果「InfoCom ICT経済報告」を公表しています。

InfoCom ICT経済報告について詳しくはこちら

2022年4-6期のICT経済概況(前年同期比)

2022年4-6月期のICT経済は前年同期比1.1%増と7四半期連続でプラス成長となり、増加幅はわずかに拡大した(1.3月期.前年同期比0.6%増から0.5ポイント改善)。ICTサービスは前年同期比2.0%増と増加に転じたが(同0.3%減から2.3ポイント改善)、ICT財は同1.6%減と減少に転じた(同3.6%増から5.2ポイント悪化)。

今期のICT経済は増加を維持したものの、財生産は減少に転じ、加えて、ICT在庫循環を見ると、在庫が拡大しており、3期連続で在庫積み上がり局面にある。一方、ICTサービスでは受注ソフトウェアの増加が寄与した。来期以降の経済の先行きについて、米国の金融引き締め等の影響による景気減速、欧州の高インフレやエネルギー不足を背景にした景気後退の可能性、中国のゼロコロナ政策の影響による経済活動の低迷により、海外経済が減速するリスクがある。その場合、国内ICT経済への影響がどの程度になるか、今後のICT経済の先行き不透明感は続くものと想定される。

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