【InfoCom ICT経済アップデート】2020年4-6月期ICT経済は減少に転じる~ICT財生産に加え、ICTサービスも減少に~ | 情報通信総合研究所:ICR
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【InfoCom ICT経済アップデート】2020年4-6月期
ICT経済は減少に転じる~ICT財生産に加え、ICTサービスも減少に~

2020年08月20日更新
株式会社情報通信総合研究所

図表2  ICT関連財・サービス総合指標の推移

情報通信総合研究所では、情報通信(以下、ICT)産業が日本経済に与える影響を把握するために「ICT関連経済指標」を作成し、
四半期ごとに公表しております。
本日、「InfoCom ICT経済アップデート」について2020年4-6月期がまとまりましたのでご報告いたします。

2020年4-6月期のポイント(前年同期比)

2020年4-6月期のICT経済は減少に転じた。ICT財は、前年同期比マイナス5.3%と6期連続で減少した。ICTサービスは、同マイナス3.0%と減少に転じた。ICT財は、在庫調整局面にある。

需要サイドは、ICT輸出が7期連続でマイナスを記録し、ICT財生産へのマイナスの影響が継続している。ICT設備投資(民需)は再び減少に転じた。一方、ICT消費はパソコン等の需要の増加により、同3.5%増となり、ICT輸入は増加に転じている。

月次ベースで見ると、5月は新型コロナウイルスによるマイナスの影響が財生産面、輸出面で顕著となったが、国内経済全体の大幅な落ち込みに比べ、ICT経済の減少幅は小さい。5月に底打ちし、6月には減少幅は縮小している。足元では感染が再び増加傾向にあるが、withコロナを見据えたデジタル化の推進を受け、2020年7-9月期は、緩やかに回復するか注目される。

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