【InfoCom ICT経済アップデート】2020年7-9月期ICT経済は2期連続で減少 | 情報通信総合研究所:ICR
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【InfoCom ICT経済アップデート】2020年7-9月期
ICT経済は2期連続で減少

2020年11月24日更新
株式会社情報通信総合研究所

情報通信総合研究所では、情報通信(以下、ICT)産業が日本経済に与える影響を把握するために「ICT関連経済指標」を作成し、
四半期ごとに公表しております。
本日、「InfoCom ICT経済アップデート」について2020年7-9月期がまとまりましたのでご報告いたします。

2020年7-9月期のポイント(前年同期比)

2020年7-9月期のICT経済は前年同期比マイナス4.9%と2期連続で減少し、減少幅が拡大した。ICTサービスが同マイナス5.0%と減少幅が拡大したことによる。ICT財は同マイナス4.6%と7期連続で減少したが減少幅は縮小し、在庫調整局面にある。

需要サイドは、ICT消費は同1.2%増と増加を維持したが、増加幅は縮小した。ICT設備投資(民需)は新型コロナによる先行き不透明感から2期連続で減少し、同12.6%減となった。一方、ICT輸出は8期連続で減少したものの回復傾向にある。ICT輸入は減少に転じている。

月次ベースでは、9月はICT輸出、ICT財は増加に転じたが、ICTサービスの減少幅は拡大した。新型コロナの感染再拡大の中、ニューノーマルが定着するまでの調整過程はしばらく続くと考えられ次期以降、ICT経済に回復の道筋が見えてくるか注目される。

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