2015年5月13日掲載 ITトレンド全般 ICR研究員の眼

情報検索~情報活用に関する最新動向 ビジネス情報収集にも使えるニュース・キュレーションアプリ

さまざまなニュースソースから、社会的に話題のニュースやアプリ利用者の興味に合ったニュースを届ける「ニュース・キュレーションアプリ」が昨年来、注目されています。「スマートニュース」や「グノシー」等、いくつかのアプリはテレビCMでも扱われたので、名前は知っているという方も多いと思います。

インターネットコムとNTTコム リサーチが発表した調査結果(【参考】3.)によれば、「ニュース・キュレーションアプリ」を利用するのは「インターネット(携帯電話/スマートフォンを含む)」でニュースを読んでいる人の約1割。「ニュースポータルサイト」の約9割と比べるとまだまだ開きはあるものの、同調査レポートが言及している「(ニュースポータルサイトやニュースアプリケーションの)使用理由を見る限りニュースポータルサイトに特別な優位性はないので、今後ニュースアプリケーションの使用率が今のニュースポータルサイト並に高まる可能性もある」という指摘は、今後2~3年の範囲でみれば十分ありえるシナリオだと考えます。

ニュース・キュレーションアプリと一口にいっても、アプリにより特徴はさまざまです。今回はアプリ情報サービス「Appliv」で、ニュースキュレーションの定番アプリとして挙げられている主なアプリから、ビジネス情報収集に使えるかという観点から、アプリを探してみました。具体的には、各アプリがビジネス情報(ビジネスや経済のカテゴリに属するニュース)を扱っているか、アプリで入手できる記事をキーワード検索できるかを確認したものです(表)。

(表)ニュースキュレーションの定番アプリ

※インストール数は「Google Play」より(2015年5月12日時点)

(5/13修正:表中で、Antennaの記事検索可否を誤って「記事検索なし」としておりましたが、正しくは「記事検索可」です。上記表を訂正してお詫び申し上げますとともに、ご指摘頂き感謝申し上げます)

上表にまとめた「定番アプリ」から、ビジネス情報の収集に役立つと思われるアプリについて、以下の通り補足します。

  • 「NewsPicks」や「Yahoo!ニュース BUSINESS」は、ビジネスや経済のカテゴリに属するニュースを専門的に扱っており、ビジネス情報収集という面では最適なツールといえます。
  • 「vingow news」や「カメリオ」は、ビジネス情報に特化してはいませんが、自らタグやテーマを設定しておくことで、関連記事が自動収集される便利さから、使い方次第でビジネス情報収集の有益なツールになりえます。
  • 「medy」は(一般のビジネスパーソンにはあまり関係がないかもしれない)医療関係者向けに特化したアプリです。医師、薬剤師、看護師等の医療関係者が仕事に関係する情報を集めるのに役立ちそうです。
  • インストール数では少な目ながら、「Mynd」も要注目です。これは個人的な感覚でしかないのですが、読みたかった記事を届けてくれるという点での精度が高いように感じています。

以上、見てきたとおり、ニュース・キュレーションアプリは今後、次のモバイルポータルとして幅広いユーザー層に普及していく方向性と、ビジネスパーソンや医療関係者といった具合に、限定されたユーザ層に普及してく方向性の二つがありそうです。予め情報源を特定しておくRSSリーダーと異なり、知らなかったニュースソースからの記事に出会えるのもニュース・キュレーションアプリの魅力です。使い勝手や他のアプリとの連携等、自分にとって最適なニュース・キュレーションアプリがどれか、ぜひ直接お試しいただければと思います。

【参考】

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