DuckDuckGoというサイトをご存知だろうか?
2008年に設立された、検索サービスを提供する会社で、個人情報を収集したり、クッキーを使ったりはせず、プライバシーを重視しているというものだ。
最近オンラインのプライバシー関連が騒々しい。9月に明らかとなったFacebookの情報流出事件は、結局のところ約3千万ユーザの情報が盗まれたと発表された。また、同じく9月にGoogleもユーザの位置情報を同意なく捕捉したとのことで、調査を受けているとした報道があった
DuckDuckGoの利用状況を示すトラフィック推移をみると、2013年のスノーデン事件の後、利用者の増加傾向が高まっているように見える。その後もいくつかのきっかけで伸びが成長しているように見える。
DuckDuckGoによると、一日の平均利用件数が最近3千万件になったそうだ。1千万件までは7年かかり、2千万件まではそこから2年、2千万件から3千万件までは1年で到達したという。
それだけオンライン・プライバシーへの関心は高まっているのかもしれない。このDuckDuckGo、検索結果はまだまだ洗練が必要とは思うが、使う人が増えれば良くなるスピードも上がるかもしれない。皆さんも使われてみてはいかがだろうか。
調査研究、委託調査等に関するご相談やICRのサービスに関するご質問などお気軽にお問い合わせください。
ICTに関わる調査研究のご依頼はこちら関連キーワード
滝田 辰夫(退職)の記事
関連記事
-
通信キャリア経済圏の概観 ~NTTドコモの銀行機能獲得と今後の展望~
- NTTドコモ
- モバイル通信事業者(国内)
- 国内
- 研究員ブログ
- 金融
- 金融ICT
-
欧州「AI大陸行動計画」が示すパラダイムシフト ―規制から成長支援へと軸足を移すEUの戦略―
- AI・人工知能
- 欧州
- 研究員ブログ
- 規制
-
AIロボットの動向と展望
- AI・人工知能
- WTR No433(2025年5月号)
- ロボット
- 日本
-
トランプ大統領就任でポイ活が変わる? ~暗号資産推進政策とポイント経済圏の関係~
- ICR Insight
- WTR No432(2025年4月号)
- 米国
-
東南アジアの宇宙ビジネス展望 ~市場動向と今後の可能性~
- WTR No431(2025年3月号)
- アジア
- 宇宙
ICR研究員の眼 年月別レポート一覧
ランキング
- 最新
- 週間
- 月間
- 総合