2020年8月31日掲載 ITトレンド全般 ICR研究員の眼

幻のMWC2020、変わる世界の通信業界(1) 幻のMWC2020フロアマップ



世界の通信業界では、毎年2月下旬にバルセロナにて開催されてきた「MWC」が、世界最大級の会議・展示イベントとして大きな存在感を示してきましたが、2020年は新型コロナウイルス感染対策のため、開催中止となりました。この後、世界規模での感染拡大が本格化したこともあり、他の大型イベントも軒並み開催の中止・延期を余儀なくされたところです(例えば、デトロイト、ジェノヴァ、北京でのモーターショー、米SXSW(エンターテインメント)、独ハノーバーメッセ(産業技術)、米E3(ゲーム)などが中止、または延期となりました)。

このMWCが世界の通信業界で果たしてきた役割は大きく、MWCの歴史は、そのまま世界の通信業界のトレンドを表してきたといえます。2020年、MWCの中止で通信業界は何を失うのか。また、今後の通信業界への影響はどうなのか。こうしたテーマは、情報通信に携わる多くの方々の関心事ではないかと思います。

ちょうどMWCの開催予定時期にあたる2月下旬に、長く世界の通信業界を追いかけてきたお二方を、弊社へお呼びする機会に恵まれました。こちらにその時の鼎談模様をお送りいたします。

中央から時計まわりにクロサカタツヤ 氏、堀越 功 氏、岸田重行

中央から時計まわりにクロサカタツヤ 氏、堀越 功 氏、岸田重行

<出席者プロフィール>

クロサカタツヤ 氏
株式会社企 代表取締役、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授
通信・放送セクターでの経営戦略、事業開発を中心としたコンサルティング、官公庁プロジェクトの支援等、幅広く手掛ける他、総務省等の政府委員を務める。
近著『5Gでビジネスはどう変わるのか』(2019年)

堀越 功 氏
日経BP 日経クロステック 先端技術 副編集長 
メディアの立場から、世界の情報通信を世の中に伝え続けてきた、屈指の存在。
日経クロステック(オンラインメディア)「堀越功の次世代通信羅針盤」にて最新動向を連載中。

岸田重行
株式会社情報通信総合研究所 ICTリサーチ・コンサルティング部 上席主任研究員
情報通信に特化したリサーチ・コンサルティングの立場から、長く世界のモバイル通信を中心にフォロー。MWCには、1998年より(その前身「GSM World Congress」に)参加。講演、寄稿、出演等多数。(研究員紹介へ)

1.幻のMWC2020フロアマップ

岸田2020年のMWCが無くなってしまいました。なんと言ってもこの地図、幻のフロアマップです。これが味わい深い。過去に行っていた人が思い出に浸れるというか。

幻の「MWC Barcelona 2020」

幻の「MWC Barcelona 2020」フロアマップ

 

クロサカ本当ですよね。来年どうなるのかな。

堀越確かLGが2月の第一週に最初に出展とりやめを明らかにしました。

岸田そう、最初に出展しないと発表した大手は、LGですよね。

堀越ホール2とホール3のフロアが空いて、その後は何処でしたっけ?

岸田LGの後にZTE。

堀越そう、ZTEがカンファレンスを止める、と発表しました。

岸田欧州のスタッフだけでやる、と。

堀越それで、Nvidiaもカンファレンスをキャンセルして。

岸田で、その週の金曜にいよいよエリクソンが、社員を危険にさらすわけにはいかない、と出展中止を発表しました。

堀越決定的ですよね。その後は雪崩を打ったように展示とりやめが続きました。

EricssonがMWC2020不参加を発表(MWC2020)

EricssonがMWC2020不参加を発表(MWC2020)
( https://www.ericsson.com/en/press-releases/2020/2/ericsson-withdraws-from-mwc-barcelona-2020 )

 

岸田メイン会場のホール3がガラ空き状態になり、極端に言うと、ホール1だけでやるんですか?みたいな。ノキアは粘っていましたけど。

クロサカキャリア側で言うと、出展者で公式発表が早かったのは、NTTドコモですよね。

岸田週明けの連休の谷間(2月10日)の時に。

クロサカそして、出展社とは微妙に違いますが、GTIサミットが、

堀越飛びましたね。

クロサカ国内でもその辺から、大手企業が出張中止を続々決めた感じです。ただ、ドコモがキャンセルを発表した前の日に、GSMAが「まだやるよ」って言ってるんですよね。

岸田「あらゆる手を尽くして」みたいに言ってましたね。

クロサカ、堀越

株式会社企 代表取締役 クロサカタツヤ 氏(左)、
日経クロステック副編集長 堀越 功 氏(右)

 

クロサカええ、『ノー・シェイクハンド・ルール』みたいなことも言っていました。でも絶対、無理だろうっていう(笑)。で、ソニーがその後続いて、前後してインテル、Vivo、TCLが中止。NECがさらに続いて、最後にGSMAが中止を判断。ノキアもそこの間に入りますけど、そんな流れですね。

岸田決定的なのはエリクソンでしたね。

堀越GSMAも、この間にバルセロナのフロアマップを、頻繁に更新していました。LGが抜けた後にテックマヒンドラがホール3に入ったりとかですね、そんな風に味わい深いフロアの工夫はされましたが、エリクソンが抜けて、ドコモが抜けて、インテルが抜けて、ホール3が歯抜け状態になった後はもう、ほとんどその更新もされないままでした。真っ白なフロアがどんどん増えていくっていう。

岸田いま名前が挙がった企業は、ホールだけではなく、ホスピタリティをいっぱい会場内外に持っているじゃないですか。全部それをキャンセルということにもなりますね。

クロサカこういったプレーヤーがいなくなっちゃうと。見た目もそうだし、インパクトは大きいですよね。ホール3が特にそうかな。

岸田ホール3が1等地というか、「ここを見ないで、どこを見るんですか?」くらいの場所ですからね。

岸田実際、自分たちも毎年MWCに行って、やはりホール3をどう周るかから始まりますし、あとは、事前登録が必要なエリクソン、ノキア、ファーウェイ。さらに、ホール4奥のカンファレンス会場があって、そこまでがメインですよね。

堀越うん、うん、うん。

2.MWCの今・むかし

岸田このMWCはイベント的に言うと、ここ20年、2000年あたりから、携帯電話の普及と共にどんどん広がってきました。このイベント自体はもとも、ヨーロッパのイベントですからね。それがグローバルイベントになり、という歴史です。

クロサカバルセロナに移ったのが11年くらい前でしたっけ?

堀越2006年か2007年ですかね。私が行き始めた2007年はバルセロナでした。

クロサカ僕も2007年からです。

岸田私は1998年からです(笑)。当時はカンヌなんですよね。その頃のことはよく覚えていて、「大きなイベントがある」ということで行きました。カンヌ映画祭と同じ展示場だから、ブースのサイズも今のように大きくないし、天井もそんなに高くない。表彰式みたいなのをやる結構大きい会場はあるし、個別テーマのセッションとかもそこそこあるので、そういう「かたち」は今とあまり変わっていないんですよね。

クロサカうんうん。

岸田

ICR 上席主任研究員 岸田重行

岸田規模は違いますけどね。MWCは表舞台とは別に、個別にビジネスミーティングとかやっているじゃないですか。ある意味それが、通信事業者の幹部がカンファレンスに来る目的です。ビジネスミーティングをやる所がカンヌだと、ハーバーにヨットが停まっている訳ですよ。そのヨット毎に会社名が入っていて、天気の良い地中海でミーティングをしているっていう。

クロサカよい感じですよね。

岸田その頃の雰囲気と今とはもう、規模は何倍になったかよく分からないですけど、まあ隔世の感は確かにありますよね。

◇◆◇

堀越当時からエリクソンとか、ノキアシーメンスのような大手ベンダーが、2年後のインフラ機器を売るためのホスピタリティの場で、競合するベンダーは入れなかった。ホスピタリティスイートがほとんどみたいなブースでした。

岸田そうですね。

堀越今でも基本は、そこはやはりMWCならではの特殊な場かもしれませんね。

岸田ヨーロッパのイベントだし、展示は第一目的ではないんですよね。商談なんですね。

堀越スマホがMWCでこれだけ持てはやされるようになったのも、ここ10年くらいな感じですよね。

クロサカそうですね。

堀越そういうMWCでコンシューマー相手にサムスンが大規模なイベントを始めたりしたのもここ10年の動きですね。

岸田だから、『スマホ前とスマホ後』みたいなのは2010年が境ですね。

クロサカそうですね。

岸田あの辺で時代がひとつ変わっていて、ちょうど今度の2020年で5Gになり、スマホの10年のある意味象徴にMWCがなっていた流れですね。

クロサカ大人気でしたよね。この10年くらいが。

岸田もう、年々広がっていく感じですよね。

堀越特にバルセロナの旧会場で、あのグーグルが初めてアンドロイドのブースを出した時が、象徴的だったかなあという思いがしますね。

Googleの「まるで遊園地」な展示ブース

Googleの展示(MWC2012)
Googleの「まるで遊園地」な展示ブース

 

クロサカあれは遊園地でしたね。その一方で、プレスとアナリスト向けのカンファレンスに入って、本当にヨーロッパのMWCに集まっているジャーナリスト達が、本当に親指をひっくり返す勢いで当時グーグルのCEOだったエリック・シュミットに対してブーイングするっていうのを目撃しました。

岸田そうですね、その場にいました。

堀越私もいました。ホント、ネットワークタダ乗りの総本山が通信事業者の中枢に来て、証人喚問を受けるような感じでした。当日はグーグルですらそんな感じだったですね。

クロサカですよね。

岸田明らかにあの時点では、MWCはヨーロッパのイベントだったんですよ。

堀越そうですね。うん、うん。

岸田今のMWCの会場はFiraだけど、以前のメイン会場のエスパーニャの広場の方はスペインらしい雰囲気があるじゃないですか。2000年代で言うと、バルセロナに移ってから、最初は「携帯電話どんどん広げましょう」の頃で、放っておいても広がっていった訳で。どんどん、あそこで色んなもの出していくメーカーが増えてくのを見たわけです。で、やっぱり特にあの時代で思ったのは、アジア系の台頭ですよね。

MWC2012会場全景

MWC2012会場全景
(バルセロナ エスパーニャ広場隣接の会場)

 

堀越そうですね。

岸田それまでは、世界はノキアが制覇していて、他でもソニー・エリクソン、アルカテル、シーメンスなど、世界はGSM方式だったので、ヨーロッバ系の端末メーカーが強かった。そこに中国ベンダーや韓国ベンダーがどんどん出ていって、ちょうど2000年代の中盤後半なんですけど、象徴的だったのは、当時のクアルコムのCEOが「今年からGSMのMWCの仲間に入らせてもらいました」みたいな話を、基調講演でやったんですよね。

クロサカうん、うん。

岸田その時は、世界は欧州系W-CDMAと、北米系CDMA2000の闘いがありました。言い方はあれですが、クアルコムは欧州勢の軍門に下った場面ですよね。GSM、つまりヨーロッパのエコシステムに入ります、と言って3Gの決着がついたタイミングでした。

堀越あと当時、ファーウェイが旧メイン会場の奥のカマボコみたいなホール6で展示をしていました。それがこの10年でこれだけ巨大な存在になるのかと。今年もあのカマボコで発表会やったらしいですね。

岸田昔ファーウェイが、会場奥の噴水前にスマホで作った銀色の大きな馬みたいなオブジェを展示したんですよ。

Huaweiが屋外展示したペガサスのオブジェ

Huaweiが屋外展示したペガサスのオブジェ (MWC2012)
(Huawei製スマートフォン「Ascend」のモックアップを約3,000個使っている)

 

堀越ああ!覚えてます。

岸田そういう取り組みでファーフェイは1個1個、足場を作り存在感を見せていった感じがするんですよね。

堀越その後どんどん、ファーウェイは欧米系の人を雇って、発表会も垢抜けていきましたね。

3.MWCの三大宗主

堀越もちろんインフラ側はインフラ側で、ファーウェイはどんどん、エリクソン、ノキアに肩を並べるくらいの実力をつけてきて、あれよあれよという間に、もう今やもう主役。ファーウェイがいないとMWCが成り立たないくらいの存在になった印象です。

クロサカそういう意味では、この10年間は『スマホの10年間』であり、『4G・LTEの10年間』であり、やっぱり『ファーウェイの10年間』であったと思います。

堀越そうですね。

クロサカ先ほどの岸田さんの話がまさしく象徴的で、まあ三大宗主と我々よく言いますが、その中でもたとえばノキアは、紆余曲折があったから色々難しい所がある。そう考えると、今もピカピカで『端末まで含めた本当のフルラインナップ』を、トップティアレベルで出せている人達は、ファーウェイしかいないんですよね。そう言うとZTEに怒られちゃうかもしれませんが。

岸田サムスンも怒るかも知れない? ただ、規模で言うとそんなんですよね。

クロサカですね。で、サムスンと宗主たち、つまり三大ベンダーとの決定的な違いは、基地局をはじめとしたベースバンドユニットの先までやっていて、コアネットワークも当然やっている訳ですよね。更にアプローチもOSSとBSSという所も含めて何でもござれでやっているけれど、やっぱりサムスンはそこまではやらない。

堀越うん。

クロサカ

クロサカもちろんそれゆえに、サムスンとは世界中のキャリアがセキュリティ的な意味合いも含めて安心して手を組める相手とも言える。ある意味「持っていないことを強みにする」みたいな所もある。けれど、やっぱり『カバーする力』は、やっぱりファーウェイが断トツだと思います。

岸田ヨーロッパは、特にモバイルに関して、固定系とちょっと違うのは、仕組み的に移動通信なので、その設備とデバイスのどこをどう持つかという点がある。最初からエンド・エンドできっちりやる事が大事で、歴史的に言うと垂直統合な設備構成にしていた方が安定感ありましたね。今でこそ、シングルベンダーだ、マルチベンダーだみたいな議論がありますけど、オペレーションだけで言うと「マルチベンダーをやると結構ツラい」というのは、通信事業者から見てあります。やっぱりSI的な要素はあるため、できる通信事業者は限られる。

堀越うん。

岸田GSMが普及していくタイミングの時、エリクソンも勿論、当時は端末をやっていたけど、やっぱり設備で生きていくしかなくなった。ノキアはその時は設備はあるけど、端末で世界制覇したので、ノキアは「端末で」っていう風に行った訳です。しかし、まあ結果的には世の中スマホになって、ノキアの端末は駄目になってしまって。

クロサカうん。

岸田ノキア設備でなんとか、宗主として残りました。

クロサカそうなんですよね。

堀越でも今回のMWC、三大宗主の中でやっぱ最後までファーウェイが参加する・しない、で残りましたよね。

クロサカいろいろあったんだろうなぁ。僕の仮説ですけど、ファーウェイは撤退したかったんじゃないかという気がするんですよね。それを、中国政府も含めたステークホルダーとの折り合いがつかずに、意志決定できなかったという。

堀越なるほど。

MWC会場の様子(Huawei、Hall 1、MWC2019)

MWC会場の様子(Huawei、Hall 1、MWC2019)

 

クロサカ先程の話の続きになりますけど、ここ2、3年くらいかな。2017年くらいから、ファーウェイって本当に宗主になったなっていうような気がしたんですね。それまではいわば「wannabe」、つまり「王様になりたい、王様になるんだ」というような存在でした。

堀越そうそう、常に上をうかがうような存在。

クロサカそれで、とうとうファーウェイはてっぺんに立って、『良きに計らえ』感が凄く出て、「まあまあ皆そんなに怒らないでよ、バルセロナにもGSMAに捧げるよ。」っていうぐらいの余裕でずっと仕事をしていた気がしていて、振る舞いがとってもジェントルになったと思うんですよね。

堀越確かに。

クロサカで、そうしたファーウェイのマインドからすると、多分欧州市民が困っているのが良く解る。だからエリクソンがある意味、一番最初に撤退したのも良く解る。「だからうちだって本当は辞退したいんだ」と。「だけども、うちの親分である習近平が『絶対に引くな』って言ってんだ。」みたいな。何かそんな、城山三郎の小説みたいな板挟みを勝手に感じます。

堀越正にここ2、3年でファーウェイは本当に、「もう業界は俺達が引っ張っているんだ」という態度がもう明白に伝わるようになりましたよね。「もうエリクソンじゃなくても、俺達が欧州含め、アフリカ含めて支えてるんだ。」という。

岸田バルセロナ行くと、兎に角その『事前登録していないと入れない』というブースがいくつかある訳ですけど。

クロサカはい。

岸田展示を目的にしていっぱいお客さんを呼びつつ、でも「事前登録が無いと」と言っているのはそのベンダー3社な訳で。まあ、あそこに毎年入れてもらって、見てきてはいるんですけど、説明員の方の説明を聞くと、『何年後を見てこういう事をやっている』とか、『こういう考え方がこうだから』みたいな話での説明が、年々こなれてきてというか、しっかりやられているんだなぁという。そういう変化の度合いは、ファーウェイに一番感じましたね。

堀越そうそう。

岸田エリクソンもノキアも、ブース展示は『総合力』がある所なので、ソリューションからテクノロジーから色々見せてくれます。それ1個1個でやられてる話を見てトレンドを確認出来るので凄く良いんですけれど。その3社とも毎年進んでいますが、確かにその『過去の変化』で言うと、ファーウェイの変化が一番ですね。

MWC会場の様子(Ericsson、Hall 2、MWC2019)

MWC会場の様子(Ericsson、Hall 2、MWC2019)

 

堀越最近のファーウェイは、プロダクトアウトじゃなくて、完全にオペレーターがどうディプロイメントするかという、ストーリーに沿った展示やプレゼン内容になっています。

クロサカそうなんですよねぇ。

堀越今年もファーウェイはウェブで披露してましたけど、基地局製品を既存の700MHzのバンドからミリ波まで、アンテナが半分で分かれて一体化する、そういう製品出していました。そういう今、通信事業者が必要なものを機器として落とし込んで、しかも重量も軽く、オペレーションコストも下げられるっていう『ストーリー』で説明してくれるんですよね。

岸田去年韓国が、世界で最初に5Gやるって言って、一生懸命韓国は各社基地局を整備してきた訳ですけれども、ファーウェイの基地局を導入していたLG U+は『軽いこと』を売りに、設備展開をやってましたからね。

堀越うん。

岸田まあそういうのを含めて、色んな意味で総合力が、ずっとベンダーさんは問われている中で、その競争のベースとか軸っていうところで、何年か前とは随分違っているんだなぁっていうのは思いましたね。

堀越

堀越あとMWCへのベンダーの力の入れ具合ですと、バルセロナの街で、どれだけファーウェイ・カーが走っているかっていう。

クロサカふふ、そうですよね。

堀越そこ結構ベンチマークになりますよね?

クロサカそうなんです。まずバルセロナの空港へ着いて、飛行機を降りて空港ビル内に入った瞬間に、ファーウェイ、ファーウェイ、ファーウェイ。

岸田そうですね。

クロサカ空港の出口を出たら、ファーウェイの看板持った人達が「あなたの車こっち。」とか。

岸田税関を出て、荷物受け取って、出る時にはもう車の受付のブースが立っているっていう。

堀越そこからホスピタリティが始まっているんですよね。

岸田MWCはバルセロナ市へのスポンサーみたいなところも含めてのイベントになっているんですが、過去の自分の印象で言うと、バルセロナの空港から会場までのルートに方向が見えている。

クロサカうんうん。

岸田繁華街とか、カタルーニャ広場とかエスパーニャ広場とか、人が集まる所にどんな施設をちょっと置くかとか、広告で幟(のぼり)を出すとか。

クロサカそうですね。

岸田垂れ幕みたいなのを出すかとか、いっぱいある訳ですけど、ここ数年はアジアのスポンサー、例えば、今のサムスンなどがどんどん行った印象で、それが入れ替わったんですよね。

クロサカアップルストアの隣でしたっけ?最近あそこにファーウェイショップが出来たっていう。

岸田あそこはずっと、カタルーニャ広場の真ん中のところ、アップルストアの向かいにはプレハブのサムスンが毎年できて。

クロサカあと反対側がテレフォニカのショップですよね。どうやって囲むかっていうのが、だから、大事なんだよなあ。

◇◆◇

「幻のMWC2020、変わる世界の通信業界(2)」につづく。

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