NTT東西の「光サービス卸」-複雑化する競争構造
NTT東日本・西日本が提供する「光サービス卸」が2月から始まりました。NTTグループが光コラボレーションの取り組みを発表したのが昨年の5月、それから電気通信事業法の解釈を巡って曲折があり、結局、総務省がガイドラインを策定してサービス開始となりました。卸役務は相対取引が可能との立場から、新しいサービスイノベーションを追求する取り組み、すなわち企業間の合意に基づいたB to Bサービスにより新しい市場と顧客満足を創出しようとする方策(光コラボレーション)です。これまでNTT東西が個人や法人に直接販売してきたフレッツ光サービスを企業に卸売りして販売してもらう形に改め、それを機に単純な再販ではなく新サービスやブランドなどの付加価値を生み出してもらい、反対に通信設備の提供は裏方に徹するという大転換の時代を迎えた訳です。
調査研究、委託調査等に関するご相談やICRのサービスに関するご質問などお気軽にお問い合わせください。
ICTに関わる調査研究のご依頼はこちら関連キーワード
平田 正之の記事
関連記事
-
課題の一つかもしれない
- ICR Insight
- WTR No439(2025年11月号)
-
データセンターネットワークの動向
- AI・人工知能
- ICR Insight
- WTR No439(2025年11月号)
- データセンター
- ラウド
- 生成AI
-
フランスに見るブロードバンド政策の変遷とユニバーサルサービス理念(3)
- WTR No439(2025年11月号)
- フランス
- 通信事業者(海外)
-
フランスに見るブロードバンド政策の変遷とユニバーサルサービス理念(1)
- WTR No437(2025年9月号)
- フランス
- 通信事業者(海外)
-
終活や葬儀のDX ~広がるデステックの市場と課題
- DX(デジタルトランスフォーメーション)
- WTR No437(2025年9月号)
- 国内
InfoCom T&S World Trend Report 年月別レポート一覧
ランキング
- 最新
- 週間
- 月間
- 総合