NTT東西の「光サービス卸」-複雑化する競争構造
NTT東日本・西日本が提供する「光サービス卸」が2月から始まりました。NTTグループが光コラボレーションの取り組みを発表したのが昨年の5月、それから電気通信事業法の解釈を巡って曲折があり、結局、総務省がガイドラインを策定してサービス開始となりました。卸役務は相対取引が可能との立場から、新しいサービスイノベーションを追求する取り組み、すなわち企業間の合意に基づいたB to Bサービスにより新しい市場と顧客満足を創出しようとする方策(光コラボレーション)です。これまでNTT東西が個人や法人に直接販売してきたフレッツ光サービスを企業に卸売りして販売してもらう形に改め、それを機に単純な再販ではなく新サービスやブランドなどの付加価値を生み出してもらい、反対に通信設備の提供は裏方に徹するという大転換の時代を迎えた訳です。
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