11月に入り、Appleが新しいデバイスに関しFCC(米国連邦通信委員会)の承認を得たことがわかり、発売が延期されているApple純正ワイヤレス充電用パッドである「AirPower」がいよいよ発売されるのか、との話が海外メディアで取りざたされたことが報道された。
顛末としては、これは単にApple Watch用充電スタンドをアップデートしたものに過ぎなかったとわかり、一部海外メディアは訂正記事を出したという。
そんな中、サードパーティーがAirPowerと類似の機能を持つワイヤレス充電パッドを販売しているとの記事を見つけた。見かけは非常にAirPowerと似ており、Apple WatchとiPhoneを同時に充電できるという。
Apple製品のユーザには朗報だろう。この記事にある製品はAmazonで販売されているが、同様な製品はAmazonでも複数販売されており、口コミ評価も悪くないものもあるようだ。
一方で、こうしたQi方式とは異なる遠距離ワイヤレス充電技術「WattUp」を開発しているEnergous社とAppleは、提携関係にあることはかねてより報じられており、ケーブルがいらなくなる真のワイヤレス充電の実現に向けて、Appleが引き続き努力している様子が伺える。
Appleにとっては、まずはAirPowerの販売実現が先となるのだろう。そろそろ2018年も押し詰まってきた。来年2019年にはAppleがワイヤレス充電に関し、新しい動きをみせるのだろうか。
調査研究、委託調査等に関するご相談やICRのサービスに関するご質問などお気軽にお問い合わせください。
ICTに関わる調査研究のご依頼はこちら関連キーワード
滝田 辰夫(退職)の記事
関連記事
-
気候変動下における通信インフラ被害の影響と格差
- ICR Insight
- WTR No440(2025年12月号)
- インフラ
- 日本
- 海底ケーブル
- 災害・復興
-
新たなデータビジネスになるか:Cloudflareによる「Pay per Crawl」導入の影響
- AI・人工知能
- WTR No440(2025年12月号)
- 生成AI
- 米国
-
オーバーツーリズムの現状と対策 〜デジタル技術と地域資源を活用した持続可能な観光の実現へ
- ICTx観光
- WTR No439(2025年11月号)
- 日本
-
課題の一つかもしれない
- ICR Insight
- WTR No439(2025年11月号)
-
データセンターネットワークの動向
- AI・人工知能
- ICR Insight
- WTR No439(2025年11月号)
- データセンター
- ラウド
- 生成AI
ICR研究員の眼 年月別レポート一覧
ランキング
- 最新
- 週間
- 月間
- 総合