InfoCom T&S World Trend Report
(株)情報通信総合研究所(InfoCom Research)では、内外のICT市場における注目すべきトレンドや、タイムリーな市場データ等の価値ある情報を定期的にお届けする会員制マルチクライアント型サービス「InfoCom T&S(Trends and Statistics)」をご提供しております。T&Sサービスは、ICT最新情報から詳細なデータにいたるまで、毎月発行の「T&S World Trend Report」(T&Sの「T」)および年2回発行の「World Data Book」(T&Sの「S」)の2本立てで構成されています。
このコーナーでは、そのサービス・メニューの1つ「InfoCom T&S World Trend Report」の中から、毎月3件の記事を全文公開しております。
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ITトレンド全般
世界のインターネット投票 ~エストニアの選挙法とオンライン投票システム
2022年5月11日
主任研究員/水野 秀幸
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ICT利活用
障がい者雇用とICT活用
2022年5月11日
上席主任研究員/手嶋 彩子
SDGsと障がい者雇用「誰一人取り残さない」をスローガンに2030年までに全世界で達成を目指しているのがSDGs(エス・ディー・ジーズ、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))である。SDGsは2015年9月の国連サミ…
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ITトレンド全般
世界の街角から:ブータン王国の通信事情
2022年5月11日
担当部長/勘場 宣男
以前、国際協力に携わっていたことがあり、その際ブータン王国とご縁があった。本稿では、ブータン王国の通信事情について、ブータン王国情報通信省(MoIC)[1]の公表資料[2]を用いて概観してみたい。ブータン王国の概要や観光スポットについては、ブータン政府観光局[…
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ITトレンド全般
「メタバース」は息の長いコンセプト
2022年4月27日
部長 主席研究員/江原 豊
昨年来、特にFacebookが社名をMetaに変更すると発表したことを契機として、「メタバース」が新しいバズワードとして世の中を席巻しています。今「メタバース」と呼ばれているものは、立場により範囲や含まれる要素も様々だと思いますが、簡単に言うと、ネットワークが…
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ITトレンド全般
MWC Barcelona 2022のホットトピックは、「Green」
2022年4月27日
主席研究員/岸田 重行
ハイブリッドイベントとして本格リニューアルしたMWC BarcelonaMWC Barcelona 2022が、2022年2月28日から3月3日までの4日間、バルセロナで開催された。過去20年以上にわたり、毎年2月に開催されてきたこのイベントも2020年は新型…
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ICT利活用
中国の5G発展状況とスポーツDXの展望 ~北京2022冬季オリンピックにおけるICT技術の活用を踏まえて~
2022年4月27日
研究員/張 怡
はじめに中国では2019年10月に5G商用化開始以来、5Gサービスの利用が急速に拡大しており、2021年末時点の中国本土の5G回線数が4.81億に到達した。これは世界の5G回線数の75%以上を占めており、現在中国は世界最大の5G市場となっている[1]。中国では…
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ICT雑感:一枚の写真
2022年4月27日
取締役ICTリサーチ・コンサルティング部長・主席研究員/出口 健
暖かくなってきて、週末の近所の散歩の時間が長くなった。この時期になると、木々や花壇の花が色鮮やかで、道端の雑草の花にも目が行くから不思議だ。子供のころは、図鑑を手に持って花や木の名前を調べたが、今は重い図鑑を持ち歩かなくてもスマホがあれば大体のことがわかる。花…
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ITトレンド全般
5Gビジネスの現在地
2022年4月13日
上席主任研究員/平田 智宏
はじめに日本の5G商用サービスは2020年春から開始され、早くも2年が経とうとしている。各通信事業者の5Gエリアも点から面へと徐々に拡大され、5G対応スマートフォンも増加したことで、5Gサービスを利用する環境が急速に整いつつある。また、世界各国でも、5Gビジネ…
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ITトレンド全般
拡がる自動車向けIoTサービス ~事故自動通報システムの動向
2022年4月13日
主任研究員/松田 治
近年、生命の危険を伴う傷害を負う可能性のある大きな自動車交通事故が発生した際に、自動車の車載装置などから自動的に事故発生を通報する「事故自動通報システム(ACN:Automatic Collision Notification)」を装備した自動車の販売が進んで…
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ITトレンド全般
DX時代のデジタルインクルージョン
2022年3月30日
取締役ICTリサーチ・コンサルティング部長・主席研究員/出口 健
インターネットが世の中に普及し始めた1990年代後半、その情報の宝庫にアクセスできる人とできない人との間で格差が生じるという懸念が先進国を中心に生じ、「世界中すべての人々が情報社会の利益に参加可能であるべきという原則」に対してコミットすべく、2001年の沖縄サ…
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地方創生
ポストコロナと地方創生 ~居住地の選択とテレワークが地域にもたらす影響について
2022年3月30日
主任研究員/松原 徳和
1.はじめに新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから約2年が経過した。コロナ禍により、人々の移動や旅行が制限され、オリンピックのような国際的なビッグイベントもフルスペックでの開催は実現しなかった。しかしながら、コロナ禍は、新しいビジネスの出現や、…
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ITトレンド全般
勃興する次世代テクノロジープラットフォーム ~メタバースのアジアにおける取り組み事例から考える
2022年3月30日
主任研究員/EI THANDAR WIN
情報通信技術の急速な発展により、人間社会は新たな時代に突入しようとしている。一方で、環境問題の解決、天然資源の有効活用や世界的に拡大した新型コロナウイルス感染症への対応など、持続可能な社会の発展を妨げる人類共通の課題も多く存在している。これらの課題を経済活動の…
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世界の街角から:東と西の接点 ~バルト三国の旅 ラトビア・エストニア編~
2022年3月30日
主席研究員/船本 道子
前回のリトアニアに続き、今回はラトビアとエストニアの旅。十字架の丘から車で国境を越え、、、と言っても欧州は陸続きなので、パスポートコントロールもなくそのままラトビアへ入国(地図1)。ラトビアはバルト三国の真ん中に位置しており、西はバルト海に面し、東はロシア、ベ…
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ITトレンド全般
ICT雑感:「メタバース」と私
2022年3月30日
監査役/川淵 幹児
昨年あたりから、にわかに「メタバース」という言葉が世の中を賑わせています。メタバースとは何かについて、現時点では必ずしも定まった定義があるわけではないようですが、一例として、「多人数が参加可能で、参加者がその中で自由に行動できるインターネット上に構築される仮想…
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地方創生
コロナ下で加速した地域文化のICT化
2022年3月15日
研究員/軽部 弥生
はじめに長年にわたり東京への一極集中が進む一方で、地方における少子高齢化や人口減少が深刻化してきた。この背景を受け、内閣府は「東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持すること」[1]を目的…
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ITトレンド全般
キャッシュレス決済はどこへ向かうか
2022年3月15日
取締役ICTリサーチ・コンサルティング部長・主席研究員/出口 健
はじめに他国と比べるとDX(デジタルトランスフォーメーション)が遅れていると言われる日本だが、決済の世界でも、様々な理由から現金至上主義の考え方を持つ消費者は多い。数年前からスタートしたスマホコード決済(バーコード/QRコード決済)は、顧客囲い込みを図る多くの…
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世界の街角から:杉原千畝を訪ねて ~バルト三国の旅 リトアニア編~
2022年3月15日
主席研究員/船本 道子
バルト三国とは、バルト海に面し、ヨーロッパ大陸の北部、フィンランドの南に位置するリトアニア、ラトビア、エストニアの3カ国で、よくまとめて呼ばれるが元々は歴史的にもそれぞれ異なる民族、歴史、文化を持つ国々である。またその地理的位置から、欧州とロシア(旧ソ連)の思…
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「ビジネスと人権」 ~日本企業にとってピンチかチャンスか?
2022年2月25日
常務取締役 法制度研究部 部長/村松 敦
E(Environment)、S(Social)、G(Governance)が注目される中、Sの要素の一つである人権、とりわけ「ビジネスと人権」についての関心が高まっている。また、その概念も自社の従業員や顧客といったこれまで主に考えられていた対象範囲を超えて、…
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ITトレンド全般
GIGAスクールの進展とこれから
2022年2月25日
研究員/安藤 雅彦
はじめにGIGAスクール構想の推進により、小中学校における教育ICTは大きな転換期を迎えた。本稿はGIGAスクール構想の進捗状況や学校における変化の兆しなどを概観しながら、今後の教育ICTにおける注目ポイントについて整理する。GIGAスクール構想の進捗状況GI…
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ITトレンド全般
CES 2022レポート
2022年2月25日
/小室 智昭
1. はじめに世界最大のテクノロジー展示会CES®(Consumer Electronics Show)がLas Vegas市に帰ってきた。2021年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオールバーチャルで開催されたが、2022年は現地とオンラインのハイブリ…
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※対象期間:2015年~
世界には選挙の投票をインターネット投票で行う国々がある。この代表格が、エストニアである。しかし、エストニアのインターネット投票に関する情報については、現地語の情報がほとんどで、これが具体像を知るうえでの障壁の一つとなっている。今回、弊社ではエストニア語で書かれ…